犯罪者として最悪のシリアルキラー、ハンニバル・レクター。
アメリカの推理作家、トマス・ハリスが1988年から2005年にかけて執筆したハンニバルシリーズ4作品の中心人物です。
彼の犯す犯罪と捜査官の活躍が描かれたシリーズは、全て映画化されドラマにもなりましたが、映画が公開された順番は本とは違います。
そこでこの記事では、ハンニバルシリーズをどの作品から観れば良いのか、ドラマはいつの物語なのか初めてハンニバルに挑戦する方に、映画の見どころとともにシリーズの時系列を紹介します。
ハンニバルシリーズの時系列と映画化された順番
原作の順は以下。
- レッド・ドラゴン
- 羊たちの沈黙
- ハンニバル
- ハンニバル・ライジング
1~3は時系列で進みますすが、4は過去に戻り、ハンニバルの幼少期から青年期の話です。
映画化された順番は、2、3、1、4でしたので、時系列としては前後しています。
実は「羊たちの沈黙」の公開前、「レッド・ドラゴン」は「刑事グラハム/凍りついた欲望」(1986年)というタイトルで映画化されています。
80年代ロックテイストの作品ですが、その後が有名すぎて、シリーズで語られる時にはいつも含まれません。
映画を観る順番のおすすめとシリーズごとのあらすじ
青年期の4は別として、時系列としては1が最初なのですが、映画は公開順の2,3,1,4に観るのがおすすめ。
つまり「羊たちの沈黙」からが観るのがお勧めです。
アンソニー・ホプキンスが演じたハンニバルがあまりに衝撃的で、ここから彼のハンニバルが始まるからです。
公開順に作品を紹介しますね。
羊たちの沈黙(1991年)
食人殺人鬼ハンニバルが、異常犯罪者が入る高セキュリティーの刑務所に収監されています。
そこにFBI(研修中)のクラリス(ジョディ・フォスター)が、発生したばかりの事件について助言をもとめてやってきます。
クラリスは事件をみごと解決しますが、ハンニバルは助言だけでなく利用もし逃亡します。アカデミー作品賞を受賞した傑作です。
ハンニバル(2001年)
逃亡した彼は身分を変えてイタリアで暮らしています。
クラリス(今度はジュリアン・ムーアが演じます)はあきらめず追い詰めます。
レッド・ドラゴン(2002年)
まだハンニバルの犯罪が発覚せず、精神科医として働いていた頃が描かれます。
しかしFBIのウィル(エドワード・ノートン)に犯人と見破られて逮捕され刑務所に入るのです。(ここで「羊たちの沈黙」の状況になります)
ウィルはハンニバルの助言を受け、連続殺人犯レッド・ドラゴン(レイフ・ファインズ)を捕まえます。
ハンニバル・ライジング(2007年)
ハンニバルが殺人鬼になっていく、原因となった幼少期が描かれます。
東洋人レディムラサキ(コン・リー)が彼の保護者となります。
ハンニバルシリーズのドラマ版の見どころ
ドラマは「レッド・ドラゴン」が舞台。
殺人鬼と見破られるまでを主に、時代を現代に移し3,4話のエピソードも織り込み描かれます。
映画とは異なる新解釈で作られたオリジナル作品なので、どちらが先でも大丈夫です。
ドラマだけでも十分楽しめますよ。
ハンニバル役はなんと、デンマークの至宝と言われるマッツ・ミケルセンで、スタイリッシュで新しいハンニバルが誕生しました。
善人役のマッツを観る事が多いので、そのギャップにもやられます。
ただ、残虐度もアップしているので、苦手なかたは注意してください。
まとめ
ハンニバルのドラマ版は3シリーズ・全39エピソードあります。
その全てが配信されている動画配信サービスはU-NEXTで、字幕・吹き替えともに全作が見ることが出来ます。
初めての方ならお試し登録で無料で見られるので、試しておいて損は無いですよ。
U-NEXTの料金の詳細については↓の記事を参考にしてください。

コメント
私は「羊たちの沈黙」と「ハンニバル」を見ました。
面白いですよね~。
ハンニバル・レクターが凶器すぎて…
ラストのシーンで、男の子に人間の脳を食べさせるシーンは衝撃でした。