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映画『ファーストラヴ』のあらすじと見どころ!映画館で見た女性2人の感想も

映画『ファーストラヴ』の あらすじと見どころ邦画

2月11日より大ヒット上映中の映画『ファーストラヴ』のあらすじと見どころを紹介!

作家・島本理生が2018年に直木賞を受賞した「ファーストラヴ」が原作のサスペンス・ミステリーで、主演は北川景子さん。

後半には、この映画を映画館で見た30代後半女性Yさんと、40代前半女性Sさんの感想も紹介しますので、気になっている方はぜひチェックしてくださいね。

映画ファーストラヴのあらすじ・見どころ

「動機はそちらで見つけてください」

美大の教授である父親を殺した容疑者・聖山環菜が発する衝撃的な言葉から始まり、公認心理士の由紀と弁護士迦葉が、父を殺害した女子高生を弁護する。

なぜ彼女が父親を殺めるに至ったのか。

由紀自身も過去にトラウマを持っていて、同じように苦しい想いをしている彼女をどうにか助けたいと話を聞いていく。

 

迦葉は弁護には関わるものの、由紀ほどの熱意はないようだったが少しずつかわっていく。

由紀の夫は本当に優しく、すごくいい夫で、写真店をしながら由紀を支える。

迦葉は、由紀の夫我聞の弟であり、由紀の元恋人のような存在だった。

迦葉と仕事をすることに少し躊躇いもあった由紀だが、少女を助けたい。2人の過去も気になるところではあるが、少女の閉ざされた思いをどのようにしてほぐして、殺害した本当の理由を知ることができるのか。

 

北川景子演じる公認心理師の真壁由紀は、環菜の代理人を務める義弟で敏腕弁護士の庵野迦葉と共に、その動機に迫っていくのだが、芳根京子演じる聖山環菜の供述は二転三転するばかりで、由紀と迦葉は環菜に翻弄される。

少しずつその背景に迫っていく過程で、環菜には特殊な生育環境があり、歪んだ親の愛が影響していることを知る。

そして由紀は、その真実に迫るうちに、環菜の半生には由紀自身の半生にも通じるものを感じ始め、自ずと過去の自分と対峙することになっていく…。

 

映画ファーストラヴを映画館で見た感想

30代後半女性Yさんが「ファーストラヴ」を見た感想

この映画のメガホンを取ったのは、「TRICK」などでお馴染みの堤幸彦監督。

芳根京子の、サイコなまでに言い分がくるくる変わる環菜の演技は、観ているこちらも惑わされるほどのものでした。

環菜の過去を少しずつこじ開けながら、自分自身の過去にあった「パンドラの函」を開けていく由紀を演じた北川景子の演技は、時に冷静に、時に熱く環菜に迫っていく様子をうまく演じられていたと思います。

由紀の夫の弟である庵野迦葉こと中村倫也の演技は、知的さが全面に出ており、時に熱くなる由紀に対して冷却材のようにも見えました。

由紀と迦葉は大学の同期であり、2人の「過去」にも、由紀や環菜の現在につながるモノがあるのですが…それは劇場でぜひご確認ください。

 

また、由紀の夫・我聞を演じる窪塚洋介は、原作を少し読んだ私のイメージする「我聞」そのもの!

私の世代の窪塚洋介は、どうしても「池袋ウエストゲートパーク」での”やんちゃ”なイメージが強いのですが、いい意味でそれを裏切られました。

我聞の深い愛に、涙しました。

 

美少女であればごく当然、かと思えば、成人男性の裸体とモデル。生徒はみんな男。

嫌になるのは当たり前だと思いました。

父に伝えても拒否され、嫌々ながらも環奈はモデルをしなければならなかった。父の歪んだ性癖…なのか、トラウマを抱えるのも仕方がない。

由紀自身も父との関係でトラウマがあり、成長してもなお魘される時がある。

観ていてとても胸が苦しいと感じました。

40代前半女性Sさんが「ファーストラヴ」を見た感想

家族が原因ではないけれど、自分も大きなトラウマを抱えているため、夢を見るところなどには特に苦しくなりました。

何度か北川景子さんの作品を観ましたが、綺麗な表情ばかりではなく、辛くて泣いているシーンを観ることが少なかったので、切なく伝わってきました。

その北川景子さん演じる由紀を支える夫を演じる窪塚洋介さん、我聞は何か裏があるのではないかと嫌な見方をしていたのですが、最後まで優しく由紀を支え、弟の迦葉に大きな嫉妬を抱く姿も見せず…このようなパートナーが本当にいれば良いと思いました。

それならば、大きなトラウマも、消えはしなくとも多少は薄らぐのだろう、と感じました。

環奈にはそういう相手がいなかったため、由紀が弁護をすることで救われたのでしょう。

実際、辛い気持ちを持っていたからこそ分かり合える事がある。

心を開ける、と自分にいい聞かすように観ました。

本編が終わったあと、原作の小説を読みたくなったのが私にしては珍しいことでした。

まとめ

映画『ファーストラヴ』のあらすじと見どころは、映画館にて大ヒット上映中です。

原作本の評価も高いので、映画館に行く前に原作から読んでみるのも良いのではないでしょうか。

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