日本で2019年に公開され、アカデミー賞作品賞含む3冠に輝く伝記コメディ映画『グリーンブック』の見どころと感想・あらすじをご紹介します!
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グリーンブックの感想と見どころ
映画の時代は有色人種に対する差別がひどかった時代です。
映画の中でも登場しますが、モーテルやトイレも白人と黒人は別の物、服を購入しようにも試着すら断られます。
それは天才ピアニストであり、大金持ちとして暮らしているシャーリーですらそうなのですから、地位や名誉は人種問題を克服することはできない時代です。
その中でもシャーリーは品位を忘れないように接しています。
どんなに黒人に対する差別があろうと、彼は決して怒りをぶつけず、笑顔で対処しているシーンが多いです。
中盤でやっと彼は怒りをぶつけるシーンがあります。
それはおそらくトニーとの関係で生まれた感情でした。
自分の感情を表に出すと、激しい差別や攻撃を受けるのです。
今現在でも黒人だけではなく、人種に対する差別は起こっていますし、存在もしています。
このことを実際に体感することのできる映画でした。
見どころは、妻に手紙を書こうとするトニーを手伝うドクの存在です。
トニーはあまり文字の読み書きがうまくありません。
そのことを批難せず、淡々と直していくのが素敵でした。
他にはドクがピアノを弾けないと帰宅する旨をホテル側に告げるシーン。
トニーに対してシャーリーは「君が望むなら」と言います。
この言葉に対するトニーの返答が素敵でした。
是非ご自身の目でなんと言ったのか、確認して欲しいシーンです。
グリーンブックのあらすじ
1962年のアメリカ。ジム・クロウ法という人種差別が当たり前に存在した時代が舞台です。
イタリア系のトニーは、ニューヨークで用心棒として働いていました。しかし仕事先のナイトクラブが改装工事のために閉鎖。
困ったトニーは新しい仕事を探します。
そんな中でアメリカ中西部を回るツアーの運転手を探しているアフリカ系アメリカ人、ドクタードナルド・シャーリーを紹介されます。
シャーリーはトニーを気に入り、彼を雇うことにします。
仕事は8週間かけてツアーを周ること。
トニーはクリスマスまでに帰宅することを条件に運転手としての仕事を得ることになります。
シャーリーのレコード会社の担当者は、トニーに一冊の冊子を渡します。
それは「グリーンブック」と書かれており、アフリカ系アメリカ人向けのモールやレストランなどが書かれた冊子でした。
その旅でトニーは今まで見てこなかった世界を見ることになります。
有色人種(映画内では主にシャーリー)に対する差別や偏見が当たり前のように行われるところです。
ホテルでグリーンブックに改めて目を通し、その冊子が必要な意味がすぐにわかることになります。
まとめ
音楽ももちろんのこと、脚本・世界観、衣装の全てが素晴らしかったです。
ラストシーンも2人の抱擁がわかるように、8週間で培われた2人の友情を感じ,胸が熱くなる映画です。
ちょっとだけ旅に出たくなる映画でもありました。
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※この記事は2021年6月6日の情報です。配信が終了する場合もありますので、正しくは各視聴サービスのホームページでご確認ください。
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