毎回コントの場面から始まり、綺麗に伏線を回収していく土曜ドラマ【コントが始まる】第4話~6話の感想をご紹介!
伏線回収のあらすじネタバレ、見逃し配信を見る方法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてくださいね
コントが始まる 4話の感想と見どころ
マクベスの由来がまさか過ぎてなかなか面白い回です。
普段はおちゃらけた雰囲気の瞬太ですが、彼の過去はなかなか切ないものがありました。
つむぎの過去にもスポットが当てられ、姉の里穂子目線で見た彼女のことが語られます。
それもどこか共感してしまうシーンが多かったです。
見どころは、瞬太と母親の再会シーン。
いつまでも意固地を張っている結果、だとは言い切れないシーンでした。
時間は待ってくれない、そんなことを体現するシーンでした。
今回は主に瞬太をピックアップしているシーンが多く、それだけ切ない内容も多かったです。
そして真壁先生に解散するか否かを問うシーンもあり、自分たちより大人の真壁先生はなんと言うのか?
是非ご自身の目で見てほしいです。
コントが始まる 4話のあらすじネタバレ
第4話は、瞬太とつむぎにスポットが当たる回です。
瞬太は元々母子家庭育ちで、父は27歳という若さでこの世を去っています。
そのためどこか27年の人生しか用意されていないと感じていました。
母とは高校卒業後の進路にしたいプロゲーマーという職業を否定され、確執が生まれてします。
高校卒業後からは7〜8年も音信不通になりました。
2年前に母がアパートにやってきたものの、瞬太は会わずじまいでした。
母は春斗と潤平に瞬太に会わせてね、と言いはするものの、ライブに来ることはありませんでした。
一方のつむぎは姉の里穂子から見ても優しい性格で、傷ついた人を放っておけないタイプの人間でした。
そんな中瞬太の携帯に母からの着信が。
しかし、瞬太はその電話に出ることはありませんでした。
毎回象徴として登場するマクベスのコントですが、今回の内容は「捨て猫」
珍しく春斗の脚本ではなく、瞬太が手がけたものでした。
内容は段ボールに入った捨て猫と野良猫がおり、野良ネコには名前がなく、自分が飼い主を選んでいると主張しているものでした。
飼い猫には家に帰るように指示し、見送った後、自ら「拾ってください」と書かれた箱に入ります。
そこに1人の男性がやってきて、捨て猫を拾おうとします。
実際は犬だと思っていた様子で驚きますが、捨て猫はその声に犬の鳴き声で返すのでした。
この鳴き真似は冒頭で焼き鳥屋の大将がやっていたものでした。
瞬太の意味する「捨て猫」は、焼き鳥屋の大将との関係を描いたもの。
母を見限り、1人で生きてきた瞬太。のちにプロゲーマーを辞めた時、現在のバイト先である焼き鳥屋の大将に拾われました。
このことから瞬太は現実世界で大将を自分が選んだ親として接し、救われた様子です。
コントが始まる 5話の感想と見どころ
20代後半という、微妙な年代。
10年続けて夢を追いかけた3人の、マクベスを解散するか否かの本当の決断。
高校時代の同級生が登場したり、そうして自分たいの置かれている今をまざまざと見せられているような錯覚に陥ってしまう内容でした。
高校時代からの友人で結成したマクベス。
そのせいなのか、春斗はのちに自分が高校時代から特に変化していないことに気づかされてしまい、結構突き刺さるような感覚を覚えます。
見どころは、先輩芸人の喧嘩を近くで聞いてしまう3人。
実際この時はなんとも思っていなくても、後に効いてくる話。
夢だけを追いかけていられなくなる期限は、本当に辛いです。
でも夢を10年も追いかけられる3人にはどこか羨ましささえ感じてしまって、つむぎの気持ちにリンクしてしまう部分もありました。
他には移動費や旅費を抑えるために、3人で車で寝泊まりしているシーン。
本当に仲が良くて信頼していないとこんなことできないよなぁと思わせてくれるシーンでした。
解散、できればしてほしくない・・・とすら思ってしまう回でした。
コントが始まる 5話のあらすじネタバレ
マクベスのコント、「カラオケボックス」のネタを同級生の小林がDVDで観ていました。
里穂子の部屋には前回に引き続き、つむぎの友人であるうららが居候中。
同時に里穂子はマクベスが解散しないかもしれない、という話を聞いたばかりで嬉しさを隠せません。
一方の春斗と瞬太は真壁に言われたことを思い出し、このままマクベスを続けていて良いのかを真剣に悩み始めます。
つむぎも同時期に里穂子のそばに一緒に住んでいることが良いことなのか、悩み始めていました。
その頃春斗のところにマネージャーから電話が。
仕事の依頼が入り、依頼人はなんと高校時代の同級生で潤平の彼女である奈津美と付き合っていた小林でした。
潤平は未だに奈津美と付き合ったことに対して引け目を感じています。
それを知っている春斗は恐る恐る会いに行くことにします。
第5話のコントは「カラオケボックス」
内容は店員とカップルのやりとりです。
カラオケの利用時間が終了10分前になり、店員が延長か否かを聞きにきます。
しかしそこでカップルが「延長」について喧嘩になりはじめます。
一度延長したカラオケでしたが、店員がもう一度やってきて、時間を告げます。
延長を希望するカップルでしたが、店員は今日の12時で閉店ということを話します。
同情するカップルでしたが、店主はずっと辞めたかったと笑って言います。
そしてまだ延長をするのか?と問いかけてコントは終わります。
カラオケボックスの延長の話は、マクベスの解散すべきか否かの話し合いをいつまで延長するのか?ということと関係しています。
それはつむぎの姉・里穂子との同居もいつまで継続するのか、ということにもかかっています。
しかしコントの終わりで春斗のセリフからも分かる通り、「終わりが全てネガティブではない」という言葉の重みを感じる回でした。
コントが始まる 6話の感想と見どころ
コントが始まるの話の中で、今のところ6話が最高な回ではないかと思います。
奈津実を演じる芳根京子さんの可愛らしさと、それでいてどこか真面目な雰囲気の同居しているところも素敵です。
潤平も奈津実が感じている、ちょっとした恥ずかしさや結婚のことなど、感じ取っているところが良いカップルであり、さすが10年も一緒にいるだけのことはあるな、と思えるシーンが満載でした。
見どころは奈津実に高校時代、723と書かれた車のナンバープレート写真を渡すシーン72枚集めたことがすごいです。
もう一つはなんと奈津実がある場所から飛び出してくる!と言ったシーンなど、二つほどオススメな見どころがあります。
マクベスの春斗と瞬太の存在もとても大きく、約束を守るためや、彼女との関係を保つためになんとかしようとしている潤平が良い男性に見えました。
コントが始まる 6話のあらすじネタバレ
マクベス結成の聖地で集まっている5人に誘われても、仕事が忙しく行くことができない奈津美。
仕事の最中、潤平との関係を考えています。
それは先日マクベスを続けることを了承したこと。
実際は本心ではなく、潤平を大切に思い理解のある彼女として存在していたかったという気持ちがあったのです。
一方の潤平は奈津美との結婚を考えているからこそ、マクベスを続けることができないと思っています。
そのため実家の酒屋を継ぎ、奈津美にプロポーズしたいと考えていました。
そんな中で姉夫婦が酒屋を継ぐとの話を聞き、余計に焦っていました。
姉の弓子には奈津美との結婚を考えているなら、きちんと話合うべきだと告げられ潤平の心はどんどん揺らいで行きます。
第6話のコントは「金の斧・銀の斧」です。
木こり池にがチェーンソーを落としてしまいます。
親方に叱られている最中、池の女神が現れて「金の斧と私の部屋の鍵、落したのはどっち?」と聞きます。
「最新型のチェーンソーを落とした」と告げると、池の女神は怒って帰ってしまいます。
「正直な人ではない」と言って。
再び池に斧を落とした木こり。
そこに女神が現れ、女神がバイトであること、本名が池野メガ美ということを話し、木こりが鍵を選択すると「体目当て!」と怒りまた帰ってしまいます。
再び木こりが斧を落とすと、やる気のないメガ美が。
そんなメガ美に木こりは金槌を落としたと言います。
メガ美は嘘をついた木こりにその意味を問うと、ずっとメガ美に溺れているといい、メガ美は壊れたルンバを落としたと告げます。
その真意は「ずっとあなたについていく」でした。
金の斧・銀の斧のモチーフは潤平と奈津美ということが分かり、ほっこりしてしまうコントでした。
終盤奈津美がずっと潤平の周りをくるくる回っているシーンがありますが、壊れたルンバなのか!と思わせる内容でした。
ついついほっこりしてしまう最強のシーンでした。
まとめ
この記事では、コントが始まる第4話〜6話の感想と見どころ・伏線回収のネタバレをご紹介しました。
20代後半の人生に一番悩む時を描く今作。
毎回突き刺さるセリフや、綺麗に伏線を回収して、後に意味が分かる、俳優陣の素晴らしい演技が観られるなど沢山の魅力があるドラマです。
筆者が一押しな回は6話です。奈津実の雰囲気の良さや、潤平との掛け合いも良く、素敵です。
「コントが始まる」は毎週土曜日に放送中。
Huluでは全話見逃し配信中。スペシャルコンテンツ「マクベスの23時」はHuluだけの独占配信です。
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