Huluオリジナルドラマ「死神さん」のシーズン2の配信が9月17日からはじまりました。全6話、順次公開、9月24日に2話の配信が開始されています。
大倉崇裕さんの小説『死神さん 嫌われる刑事』を、映画だけでなくテレビドラマでも活躍する堤幸彦監督がドラマ化。
主人公の死神さんを、シリアスな演技からユーモラスなものまでこなす人気俳優の田中圭さんが演じています。
Huluオリジナルドラマ「死神さん」シーズン2の見どころ
① 相棒の多彩な顔ぶれ
「死神さん」の相棒が毎回、代わるのが特徴です。
どんな相棒で、それを誰が演じるかによって、話の趣が大きく変わります。
死神さんと相棒のかけあいはみものです。
続編とはいっても、1話完結のドラマを基本にしたスタイルは変わりません。
そこででてくる相棒の顔ぶれも実に多彩。
第1話が吉田鋼太郎さん、第2話が奈緒さんでした。
第3話は小関裕太さんです。そして、第4話が松本若菜さん、第5話が大友康平さんとつづきます。
田中圭さんと吉田鋼太郎さんといえば、最近では、「おっさんずラブ」を思い出しますが、それを思わせるシーンも。
田中圭さんと奈緒さんは今回で4度目の共演、息もピッタリといた感がありますね。
シーズン1では、相棒といえばみんな、警察官でした。シーズン2では、必ずしもそうではありません。
第1話の吉田鋼太郎さんが監察医役、第3話の小関裕太さんが1日警察署長を務めた人気声優の役。
ドラマでは、死神さんの相棒は、その事件の関係者のなかからくじ引きで選ばれます。
選ばれた人は、死神さんの指揮のもとにはいらなければならないことに。
確かに、事件関係者となれば、警察官とは限りません。
異なる職業の人をもってくることで、その専門を生かし、ストーリーに幅をもっともたせていこうということでしょう。
第5話の大友康平さんの役は警視庁の副総監。
シーズン1にはなかった、警視庁のトップクラスが相棒として登場です。
もうひとつ、ドラマのなかで相棒の役割が大きくなり、相棒が単独の捜査をするなど、シーズン1よりも活躍が目立つようになりました。
とすると、それぞれを演じる俳優さんたちが、堤幸彦さんの「遊び」の演出にこたえなければならなくなります。
第4話では、これまでみたことのない松本若菜さんがみれると、ちょっと話題になっていますね。
第6話の相棒役は、シーズン1と同様、事前には発表されていません。
第6話はあらすじさえまだ、シークレットです。
シーズン1と同じパターンであれば、死神さんのパシリ・小刀祢葵役の山本舞香さんということになりますが、アッと驚く結末を用意しているそうなので、同じパターンにならない可能性が高そうですね。
② 死神さん自身の変化
死神さんはまだまだ謎だらけ。いつも静かにねっとりとした感じの語り口、猫背で帽子を目深に被り、手をクネクネさせながら考えるなど、ちょっと気味悪ささえ。
田中圭さんは、こうした死神さんをおおいに楽しんでいるようです。
シーズン1が配信される前からシーズン2を熱望していた田中圭さん。
あーやればよかったと思ったことがあるようで、それをシーズン2のなかでやっているそうです。
死神さんのトレードマークのひとつと言える猫背。背の曲がり方がちょっと深くなっています。笑い声がより気持ち悪くなったり……。
続編ながら、死神さんのあるべき形をまだまだ追求しているのですね。
死神さんがシーズン1から大きく変わったところといえば、「フローラさんが」がでてこないところもでしょう。
シーズン1では、「フローラさんが」こういった、ああいったというセリフが必ずでてきました。
これを聞くたびに、フローラさんって何者?死神さんって結婚しているの?妻って外国の人?といった憶測が飛び交っていました。
シーズン2には、この「フローラさんが」はまだでてきません。
シーズン1の第6話で、妻・花子の存在がわかったから?シーズン1で「未完」となっている妻・花子のかかわった事件がシーズン2にでてくるから、それまでは…?など、続編らしい可能性を語る人も多くいます。
③ ストーリーに重要な役割をはたしそうな2代目パシリ
1話完結のスタイルながら、シーズン1では、第5話までのそれぞれの回のラストの数分で「エンジェル伊藤でした」と、ちょっとした事件が起きます。
本編とはまったくつながりがあるとは思えない、総称してエンジェル伊藤事件で、これナニ?という感じでした。
それぞれの回で起きるこのちょっとした事件を第6話で一気に回収します。
死神さんには、相棒とは別に「パシリ」と呼ばれる捜査員が存在します。これ、原作にはないキャラクターです。
初代パシリは南川メイ、いつもキャッキャッしていて軽薄そうですが、捜査官としてはきわめて優秀で、いつもの笑顔に、ときおりのぞかせる暗い影といった2つの顔をもつ人物。
原作にないキャラクターであり、ストーリーに華をもたせるだけの役なのかと思いきや、そうではありませんでした。
第6話、エンジェル伊藤によるはじめての殺人とされる事件の捜査を、死神さんがこの南川を相棒に捜査をします。
けっきょく、エンジェル伊藤がこの南川だったことをつきとめ対峙することに。
ここで、死神さんに花子という妻がいることがわかります。南川は、この花子がかかわった事件で死神さんが、逃げ得を許したことが許せなかったことを明かします。
最後、南川は、死神さんに電話をあずけて姿を消します。
この南川メイを演じたのが、前田敦子さん。堤幸彦さんが、映画界の「最終兵器」と評するほど信頼をおいている女優です。2つの顔をもつ人物をおもしろい存在にしてくれました。
実は、この南川メイはシーズン2の第1話で、死神さんに力を貸す存在として登場しました。
今後どうからんでくるのでしょう。
シーズン2の第6話は、あらすじもシークレットといいましたが、すでにそのヒントはでてきています。
2代目パシリの小刀祢葵がだれかにねらわれていると思わせる描写があります。そして、小刀祢葵が毎夜みる「悪夢」…、これは何か。このへんが第6話で明らかになっていくのではないでしょうか。
堤幸彦さんの言う、思いがけない結末に期待がふくらみます。
Huluオリジナルドラマ「死神さん」シーズン1のあらすじ
昨年、シーズン1の6話が配信され、話題をよんだ「死神さん」。
主人公・儀藤堅忍(ぎどう・けんにん)は、警視庁内のどこの部署にも属さず、たったひとり、無罪確定となった事件を再捜査するクセモノ刑事。
警察組織が掘り返されたくない事件の証言と証拠を徹底的に洗い直して、事件を180度転換させ、真犯人を検挙していくため、彼の相棒になる者も組織から疎まれ、出世の道を閉ざされることに。
このため、組織内では「死神」と呼ばれて忌み嫌われます。
「逃げ得は許しません」を信条に、事件ごとに相棒を代えながら、闇に葬られた真相をあぶり出していきます。
そして続編となる「死神さん」シーズン2。
堤幸彦監督や死神さん役の田中圭さんなど、制作スタッフはシーズン1よりも「パワーアップしている」と口ぐちに語っています。
Huluオリジナルドラマ「死神さん」シーズン2の見どころ まとめ
配信のはじまったHuluオリジナルドラマ「死神さん」シーズン2の見どころについてご紹介しました。
毎回毎回、相棒が代わり、それによりストーリーの趣も変わっていきます。
そして、パシリがかかえる「闇」が全話をとおして少しずつ描かれ、最後の謎ときにつながっていきます。
「死神さん」シーズン2も最終話まで目が離せません。
Huluではシーズン1も全話配信中ですので、ぜひ見てみてください。
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