Netflix独占配信中、人気韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ」を紹介します。
大人気だった「愛の不時着」のポスト作品として期待されたドラマですが、期待をはるかに超えて2月の配信開始からいまだランキングトップ10入りを続ける、大ヒットドラマになりました。
韓国系イタリア人マフィアの主人公が故郷に戻り、悪徳大企業に対し復讐を果たすストーリーで、同時にコメディも楽しめるエンターテイメント作品です。
あらすじや見どころを紹介していきますので、ぜひ参考にしてください!
韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ」のあらすじと見どころ(ネタバレあり)
イタリアマフィア・カッサーノ家の顧問弁護士ヴィンチェンツォ・カッサーノ(ソン・ジュンギ)は、養父であるボス亡きあと勃発した抗争から逃れ、韓国に向かいます。
目的は韓国クムガプラザの地下に隠された金塊です。
5年前ヴィンチェンツォに相談して15トンもの金塊を隠した大富豪が、隠したまま亡くなったため、クムガプラザの社長と彼とで運び出そうというのです。
地下室に下りる床の扉は無理に開けるとビル全体が崩れるしくみになっている上に、帰国してみると地下室の上にはお寺が入居していて、修行中で手が出ません。
ヴィンチェンツォは金塊の事は秘密のままクムガプラザの住民に建て替えを提案し、全員の再入居を約束しますが、住民は突然現れた彼を怪しく思います。
クムガプラザを含む周辺再開発をもくろむ悪徳複合企業のバベル建設は、プラザを買い取ろうとします。
しかしプラザの社長とヴィンチェンツォが頑として売らないため、バベルはプラザの社長とその家族を拉致し、無理やり売買契約にサインをさせてしまいます。
プラザに店をかまえ居座る弁護士事務所「藁(わら)」のホン・ユチャン(ユ・ジェミョン)を始めとする個性的な住人たちは、暴力で立ち退かせようとするバベルの手下に立ち向かいますが、危ないところで何度もヴィンチェンツォに救われます。
ヴィンチェンツォはプラザ住人のヒーローになっていきます。
一方「藁」の弁護士ホン・ユチャンはバベル製薬と裁判で争い、バベル側の顧問弁護士である娘のホン・チャヨン(チョン・ヨビン)に証言者を買収され不利な状況です。
バベル製薬はあらたに麻薬性の薬物を売り出そうと、危険性を知る証人を殺害し、販売を阻止しようとしていたユチャンの命も奪ってしまうのです。
父を殺された娘のチャヨンはやっとバベルの恐ろしさが判り、法律事務所を辞め父の跡を継いで「藁」の弁護士となり、バベルと戦います。
クムガプラザの住人たちも力を発揮し、ヴィンチェンツォの右腕となっていきます。
ヴィンチェンツォは最初金塊のために、クムガプラザをバベルから取り戻そうと頑張る住民たちに協力していました。
でも幼少期に孤児となって養子でイタリアに渡って以来、初めて長く過ごす故郷でかけがえのない大切な人々と出会い、彼は本気でみんなの事を守り始めます。
しかし次々と罪なき人々の命を奪われ、バベルは絶対許す事ができない相手となります。
大企業とは癒着するだけの司法や政治家に代わり、ヴィンチェンツォは容赦なきマフィアの鉄槌を下すのです。
韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ」の見どころ
1話目はつまらない
ぶどう畑を焼き払うド派手なイタリアシーンの後、韓国に着いたヴィンチェンツォは詐欺タクシーで散々な目に合ってなんだかカッコ悪いし、突然ドタバタコメディーみたいな展開であまりおもしろくありませんでした。
でもどうやらそれは「韓国ドラマあるある」で、最初はつまらない作品が多いのだそうです。
3話、10話、16話と衝撃的な事件が起き、物語が加速してどんどんおもしろくなります。
ただ、暴力シーンも多いので苦手なかたは注意してください。
影の支配者
バベルの会長は実は裏から操られていて、陰から糸をひく残虐な真の支配者が存在します。でもその人物はなかなか正体を現しません。
いったい誰なのか興味津々でしたが、正体を見せたとたん歯止めがなくなるサイコパスっぷりがすごいのです。
検察官からバベル顧問弁護士となり真の会長とともに悪徳の限りをつくすチェ・ミョンヒを演じるベテラン、キム・ヨジンさんの突き抜けた演技もすごいです。
クムガプラザの楽しい住人たち
暴力シーンのあとでも突然コメディが始まる落差が激しいドラマですが、何が起きても気楽で人情ある毎日を繰り広げるプラザの人々が、心のオアシスの様になっていきます。
人気俳優やバイプレイヤーのみなさんが本当に楽しんでいるみたいに演じていて、プラザに行ってみたくなります(ソウル都心に実在する建物です)。
「藁」のユチャン役ユ・ジェミョンさんは、同じくNetflix配信中の人気作「梨泰院クラス」では極悪人、「秘密の森」では検事を演じています。
今作では負け続けの正義漢弁護士ですが、同じひとに見えない変わりようなのです。
演技の見比べだけでも楽しめそうなすごい俳優さんです。
主演の二人ソン・ジュンギとチョン・ヨビンが美しすぎる
ラヴシーンと言える場面は少ないのですが、二人の表情を映すシーンが毎回たっぷりあります。
ただ交互に映すだけなのですが、回を重ねるごとに相手を想う気持ちが表情に見え始めます。
ドキドキするというより、とても静かで悲しくなるくらい美しい二人の姿がずっと心に残る作品です。
まとめ
韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ」は、全20話の大長編ドラマです。
筆者は韓国ドラマというとノアールものしか興味なかったのですが、このたびはコメディ要素の素晴らしさや、韓国美男美女の凄さにすっかりハマってしまいました。
1話1時間20分ある映画なみのドラマで、その中にヴィンチェンツォと仲間たちがバベルに対し目にもの見せるワクワクシーンと、【見どころ】であげた2~4が必ず入るので、毎回たっぷり楽しめるつくりになっています。
金塊の行方については・・・・ぜひドラマでお楽しみ下さい!
韓国ドラマ「ヴィンチェンツォ」の視聴方法
「ヴィンチェンツォ」が視聴できるのは、Netflix(ネットフリックス)のみになります。
Netflixは月額料金ベーシックタイプの990円で視聴を始める事ができます。
(スタンダード1,490円、プレミアム1,980円で画質をアップする事も可能)
残念ながら無料おためし期間はないのですが、月々の料金だけで全ての作品が見放題、追加料金等が発生しないので分かりやすいVODです。
特に韓国人気ドラマが沢山配信されているので、ファンの方にはおすすめですね。
オリジナルドラマが多く、「マンク」や「シカゴ7裁判」など映画賞で多数ノミネートされ始めたNetflix制作映画もいちはやく視聴できますので、ぜひこの機会にチェックしてみてください!
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